■フランチャイズの仕組みとは?

・フランチャイズの基本構造を理解する

 →本部がビジネスモデルを提供し、加盟者が現場を運営

 ・ロイヤリティや加盟金の仕組みを把握

→売上の一部を本部に支払う仕組みを理解

・本部と加盟店の役割の違いを知る

→分業型のビジネスとして機能している

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フランチャイズの基本構造を理解する

 「フランチャイズ」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれてますか?

 チェーン店とか、多店舗展開、というようなイメージまでは分かるけど、実際にあまり意識したことはない方も多いのではないでしょうか?

 「フランチャイズ」という言葉自体は、最近ではよく耳にするようになりましたので、馴染みという意味では近しい存在になったかもしれません。コンビニなんかがそうさせてくれた最たる業態かもしれませんね。

 ですが、実際に、フランチャイズというものは「どういう構造になっているのか?」を正しく理解している方は意外と少ないんと思います。なんとなく聞いたことはあるけど、詳しい仕組みまではあまり知らないな、という方がほとんどではないでしょうか?ともすれば、個人店の対義語、ぐらいのイメージしか思い浮かばない方もいらっしゃるかもしれません。

 フランチャイズとは、簡単に言えば「成功しているビジネスモデルを借りて、自分のお店を開く」という仕組みです。
 ここで重要なのが、「借りる」という表現。つまり、自分でゼロからすべて考えるのではなく、本部が用意してくれたブランドやノウハウ、仕組みを使わせてもらうということです。ビジネスにおいて良く、「ゼロイチ」とか「イチジュウ」とか言ったりしますが、「ゼロイチ」は本部がやってくれて、「イチジュウ」を皆さんがやることになります。

 「ゼロイチ」って難しいですよね?いや、正確にいうと、「ゼロイチ」は難しいというよりも、出来るんだけれどとてつもなく時間が掛かる、そういう定義かもしれません。まさしくその時間が掛かる部分を本部が担ってくれている訳です。

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明確な役割分担がある

 この関係には、明確な役割分担があります。本部、いわゆるフランチャイザー(フランチャイズ本部)は、

  • ブランド構築
  • 商品開発
  • 運営ノウハウの提供
  • 研修制度の構築
  • 物流体制の構築
  • 物件開発
  • 商圏調査

等々、様々な機能を構築して提供します。

 いわばCEO的な役割を果たします。
 一方、フランチャイジー(フランチャイズ加盟店)である皆様は、

  • 店舗運営
  • キャンペーンの実施
  • 販促活動
  • 採用活動
  • 資金調達

等々を担い、契約の最初には本部に対して加盟金を支払い、月々の支払いとしては、売上からロイヤリティを本部に支払います。
 このロイヤリティは、固定だったり、売上の◯%だったり、形は様々ですが、要するに「本部の仕組みを使わせてもらうための対価」と考えてください。

 すなわち皆さんはCOO的な役割を果たします。

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上下の関係ではない

 大切なのは、この仕組みが“上下関係”ではなく“ビジネスパートナー”として機能しているかどうか。お互いの利益が一致してこそ、フランチャイズは成功するんです。

 ここは良く、本部側も加盟店側も勘違いしやすいポイントなのですが、決して本部が偉いとか、加盟店が下だとか、という訳ではないということです。ここを勘違いしてしまって良くあるのは、加盟店をまるで自分の部下の様に捉えて接してしまう、アドバイスではなくて命令をしてしまうという事象です。社長は分かっていても部下がそのように接してしまうこともあります。研修中にまともに教えてもらえず、上から目線でこき使われて、洗い物ばっかりさせられたり、配達業務ばっかりやらされたり、雑用係じゃないんだよ!というクレームが発生したりすることもあります。

 また、逆に、加盟店側が、加盟金を払ってるんだからお客様は神様だ!なんて威張るのも間違ってまして、あくまで対等なんです。一緒になってそのブランドを盛り上げて行きましょう!ひいては双方ともに儲かりましょう!というビジネスモデルですので、威張ることもないし、卑下することもないのです。この場合に良くあるのは、お金を払ってるんだから本部がなんでもやってくれるんだろ?何もしなくても儲かるんだろ?失敗したら本部の責任なんだろ?という他責思考に陥ることです。フランチャイジーとしてのビジネスの主役はあくまで加盟店の皆さんです。自身が代表であるという自覚を持って運営・経営を行うことが成功への近道です。

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創業者・考案者は本部

 但し、そのフランチャイズブランドの創業者、考案者は本部です。皆様が惚れ込んで加盟したブランドを考えたのはFC本部なのです。皆様としては、ゼロから考えなくて済んだわけです。ですので、上下関係ではないですが、先程「本部の仕組みを使わせてもらう」という言い方をしたのはそういう理由があります。まさしく「ゼロイチ」という産みの苦しみの部分を背負って、ブランドを構築して拡大した本部に対して、リスペクトを持って接するのが大切なのです。勿論、本部側も、そのように想い入れのあるブランドを実際に操縦して拡大してくれる加盟店に対して、リスペクトを持って接するのが大切です。

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海外と日本のフランチャイズの違い

 このあたり、アメリカなどのフランチャイズ先進国は、加盟する側、すなわちフランチャイジーが適度に力を持っていて、加盟者イコール出資者ですから、まっとうな権利と位置関係に存在するのですが、日本はまだまだどうしても加盟させてもらっている、、、というような風潮があります。本部を親、加盟店を子として親子関係に例えたりする風潮が多くありますが、決してそうではないです。兄弟姉妹というか、同士というか、とにかくお互いが独立した経営者です。この辺りのことに関する本部側のスタンスも、また別の回で記載しますが、本部選びの基準を考える上で、とても重要になってきます。

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フランチャイズの仕組みを知る意味

  まとめますと、フランチャイズとは、本部と加盟者がそれぞれの役割を持ち、互いに協力してビジネスを成り立たせる仕組みです。
 ロイヤリティや加盟金の存在は、その仕組みの一部であり、「仕組みを買ってビジネスを始める」というのが根本的な考え方です。

 ここがしっかり理解できていないと、
  「なんで本部に毎月お金を払わなきゃいけないんだ?」と不満が募ったり、
  「思っていたよりも自由がない…」という誤解が生まれてしまいます。

 この土台をしっかり理解していきましょう。

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